だんだん暑くなってきて、水遊びや泥んこ遊びがより一層気持ちよく、楽しくなってきたある日。

 お弁当の後外で遊び始めると 「暑いから、プールを作ろうよ!」と1人の子が言うと、「やりたい〜!!」とどんどん仲間が集まってきました。

  始めはスコップなどを使って大きな穴を掘っていた子どもたち。次第に大きくなっていく穴に「すごい!大っきくなってきたね」と喜びあっていました。すると今度は、この穴に水を流し入れる川も作ろうと言うことに。穴の両側から流し入れることに。片方はトンネルを作ってその穴から流す作戦!もう片方のはトンネルのような道具をつなぎ合わせて水の通り道を作りました!

  このトンネルのような道具をつなぎ合わせるのが、そう簡単にはいきません!プール作りよりも、どうやったらこのトンネルの道具で水が流れるかに子どもたちは夢中になっていきました。

  一度繋げて水を流してみたら、全然流れません。「どうして?」と考える子どもたち。「わかった!斜めにすればいいんだよ!」と気がつきました。平行に並べていた道具を今度はくぼみを作って砂を少し斜めにして置き直します。さあ、今度はうまくいくかな?

 ジョウロで水を運んできて流すとチョロチョロ〜と流れました!「やった〜!」と大喜び。しかし、子どもたちの好奇心こんなものでは満足しません!「でも、ここから漏れてるから流れるのが少ないんだよ!」とさらなる研究に精を出します。「トンネルのつなぎ目を重ねよう!」と。途中、「僕がやるよ」「僕がやるってば!」と喧嘩をしながらも「上の方のトンネルが下の方のトンネルの上に重ねないと漏れちゃうんだよ」とさらに置き直し。さあ、こんどこそ!

   ジョウロで流すとジョロジョロ〜!!さっきより勢いよく流れます!大歓声!!さらに、子どもたちは進化を求めます。「となりの丸太砦ぐらいまで高くして、バケツで水を流せば、滝みたいになるよ!」「ジョウロを集めて、全部に水を入れて横に準備しておけば、次々流せる」カゴをひっくり返して置いたり、トンネルの下にもう1つのトンネルを土台にして高さを出したら?と時々先生がアイデアのきっかけを作りつつも「だったらこっちの方がいいと思う!」とさらなるアイデアで問題をクリアしていく子どもたち。

  どの子もいきいきと自分の考えを出し合い、認め合い、役割分担してやってみる!私も一緒にワクワクしてきて、楽しくて仕方がない!

  途中、何度もトンネルが崩れましたが「あ〜」という悲鳴のすぐ後には、これチャンスとばかりに、さらなる改良と挑戦を続ける子どもたちには驚きました。最後は、ドバドバ〜と勢いよく水が流れ「やった〜」と大喜び!でした。

  初めからこうすればうまくできるという方法を教えてしまっては、この経験と感動はなかったでしょう。子どもたちの好奇心と探究心には本当に驚きました。ときには意見が食い違うこともあったけれど、諦めずみんなで力を合わせたから、流れたときの喜びは大きい。子どもたちが心も体も動かして、何でもやってみることをずっと大切にしていきたい。そう改めて思いました。

あ〜、楽しかったね!!

力を合わせて掘ったら、つながった〜!!やった〜!


よいしょ、よいしょ!もっと大きくするぞ〜!


流れた!流れた!でも、もっと流れるようしたいね!


「いくよ〜」「いいよ〜!わあ〜気持ちいい!」


絶妙なバランスで支えられている!すごいでしょ!


ドバーッ!!!やった〜!大成功!